『子供の王国』を再読し今の世の中『リリパット』が増えていると思ってしまう。そう子供ではないのに子供なのです。正しくは子供のふりをした大人が増えている気がするのです。更に子供なら何でも許されるという社会も、そろそろ終わりにしたほうが良いのではないかとも考えるのです。(2000年5月12日「漫画の館」より)
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追伸-上記の文は10年前に書いたものです。1997年に当時14歳の中学生による殺傷事件、2000年当時17歳の少年によるバスジャック事件が発生しました。「子供なら何でも許されるという社会は終わりにした方が良い」と偉そうに書きましたが、当時の加害者と同じ年になる子をもつ親になってみると同じ事は言えません。「我が子に限って」という言葉が有り得ない事なのですから。
集英社 ジャンプコミックスデラックス
1984年8月15日初版発行
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- 諸星大二郎・ナンセンスギャグ漫画集
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- 関連リンク
<収録作品>
子供の王国
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- 食事の時間
- 広告の町
- 感情のある風景
- ダオナン
- ラストマジック
- 会社の幽霊
- 王の死
- オー氏の旅行