坂口尚「電飾の夜23:59発」

高校生の頃、学校帰りの電車の中でよく本を読んだ。友人達と帰る方向が逆で、知人もいない電車に1時間半ほど乗って帰宅していた為である。夜遅くなると車両にいるのは私ひとりで、外は真っ暗な景色が広がり、電車の走る音だけがただ静かに響いていた。
読書をしている空間とこの作品で語られている『ないのにいる』という感覚が連鎖し説明しがたい焦りと不安に襲われた。そしてこの焦りや不安は幼いころに見た抽象的な悪夢から覚めた時に感じたものと同じであった。『電飾の夜23:59発』を読んでこんな事を思い出すのは私だけなのだろうか。(2000年2月22日「漫画の館」より)

電飾の夜23:59発
東京三世社 マイコミックス
1983年10月10日初版発行



<収録作品>
電飾の夜23:59発

  • 電飾の夜23:59発
  • シンフォニィィィ
  • カノン
  • 進化
  • 夏休み
  • 6月の雨
  • 流転

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werdna について

初めましてwerdna(ワードナ)です。漫画作品や漫画本との出会いや思い出、読んで感じた事など書いております。2000~2009年まで「漫画の館」「丸尾マニア」などのサイトを公開していましたが、2010年に閉鎖しました。以前サイトに掲載していた漫画の感想などもブログに更新しようと思います。作品の紹介や論評になっていないものばかりで、作品を知らない方には意味不明な文章になっていると思いますが読んで頂けたら幸いです。
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