手塚治虫「人間ども集まれ!」

手塚先生が絵柄を変えて描いた作品です。自らが漫画の主流を変えておきながら使えるなら古い物でも使い、新しく生み出された手法が受けるなら悪びれる事なく自らのものにする。神様と呼ばれた人は決して聖人にならず誰よりも漫画に対して貪欲でした。そんな手塚先生だからこそ『人間ども集まれ!』は描けたのだと思います。この作品には無性人間なる性のない人々が登場します。女でも男でもないどっちつかずの弱い立場の人たちです。自分より弱いものを虐待し殺すのは人の持つ本能の一つです。正邪を論ずる前に弱い者いじめがある現実を再認識する必要があります。そして国においても弱さを見せ続ける行為は危険な事なのです。我が国は去勢された弱い国になってはいないだろうか?

人間ども集まれ! 第2巻
講談社 手塚治虫漫画全集81~82
1巻1978年4月20日初版発行



<他の版の書影>

人間ども集まれ! 第2巻
2巻1978年5月25日初版発行


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werdna について

初めましてwerdna(ワードナ)です。漫画作品や漫画本との出会いや思い出、読んで感じた事など書いております。2000~2009年まで「漫画の館」「丸尾マニア」などのサイトを公開していましたが、2010年に閉鎖しました。以前サイトに掲載していた漫画の感想などもブログに更新しようと思います。作品の紹介や論評になっていないものばかりで、作品を知らない方には意味不明な文章になっていると思いますが読んで頂けたら幸いです。
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