板橋しゅうほう「ディビット(DAVID)」

この作品に登場するアルハザード奇脳本が印象的です。かつてそれは錬金術と黒魔術の理論と儀式が書かれた無名の写本でした。この無名写本の紙は生き物の皮膚で作られていて一部の皮膚細胞はまだ生きていました。その生きた細胞を培養すると異形の怪物が再生され、その怪物の脳細胞のみをカプセルに閉じ込めるとカプセルはそれまでに得た知識の全てを語り始めました。アルハザード奇脳本の誕生です。元ネタはH・P・ラブクラフトの作品に登場する架空の書物ネクロノミコン。その原典であるアル・アジフの著者とされる架空の人物がアブドゥル・アルハザードです。つまりアルハザード奇脳本の名前はネクロノミコンの著者のものなのです。『ディビット』の感想がアルハザード奇脳本の説明文になってしまいましたが、クトゥルー神話のネクロノミコンを超えた魅力がこのアルハザード奇脳本にあります。

ディビット(DAVID) 第2巻
東京三世社 マイコミックス
1巻1986年2月10日初版発行



<他の巻の書影>

ディビット(DAVID) 第2巻
2巻1987年8月5日初版発行



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werdna について

初めましてwerdna(ワードナ)です。漫画作品や漫画本との出会いや思い出、読んで感じた事など書いております。2000~2009年まで「漫画の館」「丸尾マニア」などのサイトを公開していましたが、2010年に閉鎖しました。以前サイトに掲載していた漫画の感想などもブログに更新しようと思います。作品の紹介や論評になっていないものばかりで、作品を知らない方には意味不明な文章になっていると思いますが読んで頂けたら幸いです。
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