月別アーカイブ: 2011年2月

諸星大二郎「失楽園」:荒廃した故郷を捨て主人公は楽園を求め旅立ちます。辿り着いた美しい街で人々は安楽な生活を送っています。この作品を読むと幸せについて考えてしまいます。どこにいても誰といても幸せを感じない人もいれば、何にでも満足してしま･･･http://wp.me/p144Hz-17k 続きを読む →

風忍「電子立国 日本の自叙伝」:１９９１年にＮＨＫで放送されたドキュメンタリー番組『電子立国 日本の自叙伝』をコミック化した作品です。ぶっ飛んだ作風の風忍さんがこのような真面目な話を描いているのですが、何故か違和感なしに読めてしまいます･･･http://wp.me/p144Hz-17c 続きを読む →

星野之宣「大いなる回帰」:『大いなる回帰』は２０６１年に回帰するハレー彗星を消滅させるお話です。１９８６年に回帰したハレー彗星は肉眼で見る事は叶いませんでした。多分、２０６１年の回帰までには私の寿命は尽き、ハレー彗星を見ることなく人生を･･･http://wp.me/p144Hz-174 続きを読む →

つげ義春「腹話術師」:表紙を見てどちらが腹話術師でどちらが人形か解りますか？この作品集には表題作の『腹話術師』の他に、つげ義春さんには珍しいＳＦ作品が収録されています。『ねずみ』ではなんと手塚治虫先生の超有名なキャラクターが登場していま･･･http://wp.me/p144Hz-14X 続きを読む →

坂口尚「石の花」:坂口作品と言えば台詞の少ない短編作品が非常に魅力的です。しかし長編『石の花』の登場人物は多くを語っています。そして、その言葉の一つ一つが心に強く刻みこまれ、何度も問い掛けられている気持ちになります。私たちは戦争について･･･http://wp.me/p144Hz-14I 続きを読む →