弐瓶勉「BLAME!」

『ブラム!』を読むと『スーパーブラックオニキス』や『ウィザードリィ』などの懐かしいRPGゲームを思い出します。『スーパーブラックオニキス』は最上階にある宝石を目指し、只々敵を倒して上の階へ上がっていくゲームです。ゲーム中に細かい説明や会話は殆ど無く、物語は自分の中で生まれ広がっていきます。『ブラム!』はこれに近い匂いがします。台詞も説明も最小限にして、在るのは閉塞的な空間が果てしなく広がる世界です。この漫画は愉しい。

BLAME! 第1巻
講談社 アフタヌーンKC
1巻1998年6月23日初版発行
全10巻



werdna について

初めましてwerdna(ワードナ)です。漫画作品や漫画本との出会いや思い出、読んで感じた事など書いております。2000~2009年まで「漫画の館」「丸尾マニア」などのサイトを公開していましたが、2010年に閉鎖しました。以前サイトに掲載していた漫画の感想などもブログに更新しようと思います。作品の紹介や論評になっていないものばかりで、作品を知らない方には意味不明な文章になっていると思いますが読んで頂けたら幸いです。
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