手塚治虫の『鉄腕アトム-地上最大のロボット』をリメイクした作品です。この作品の連載開始を知り期待する一方で「焦らし、勿体振り、原作の十倍くらいの頁数で引き延ばすのだろう」と穿った見方もしていました。しかし終わってみると頁数に見合った充実した作品であったと思います。年のせいか涙腺が緩みっぱなしでロボットが破壊される度に泣いてしまいました。普段は表情と感情を隠し旧式のロボットのように暮らしている私ですが漫画を読んでいる時だけは素直に感情を表せます。
双葉社 アクションコミックス
2004年11月1日初版発行
全8巻
- 浦沢直樹作品の感想