子どもが持つ無邪気な残虐性と皮肉が効いた笑いを持ち合わせている葉介作品の中で『クレイジーピエロ』は笑いを完全に排除し登場人物も邪気に満ちています。得意の筆使いでグロテスクに描いていますが可愛らしい絵柄ゆえに嫌悪感が湧かずかえって狂気を感じます。ファンタジーやブラックジョーク抜きの狂気の葉介ワールドもたいへん魅力的です。(2000年5月13日「漫画の館」より)
- 高橋葉介作品の感想
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<収録作品>
クレイジーピエロ
- クレイジーピエロ
- クレイジーピエロ 殺人サーカス 第1話
- クレイジーピエロ 殺人サーカス 第2話
- クレイジーピエロ 殺人サーカス 第3話
- クレイジーピエロ 殺人サーカス 第4話
- クレイジーピエロの伝説